五苓散 10包入
商品説明
[救心漢方]五苓散は、漢方医学の原典『傷寒論』、『金匱要略』に記載され、「水毒」に用いる薬方として知られている「五苓散」を製剤化したものです。
水毒とは、体内の組織や器官に水分が過剰に滞ったもので、胃のあたりをたたくと、水がじゃぶじゃぶと鳴ったり(胃内停水)、からだがむくんだりする状態をいいます。
「五苓散」は、沢瀉、猪苓、茯苓、蒼朮などの利水剤の作用で、体内の水分代謝を調整し、のどの渇きや尿量減少、めまい、はきけ、頭痛、むくみなどを伴う急性胃腸炎や水様性下痢などに効果を現わします。
本方は、散(粉末)としても、煎液(エキス)としても用いられますが、[救心漢方]五苓散は、それぞれの特長を生かすために、粉末とエキスの両者を配合し、これをのみやすい散剤としたものです。
◆[救心漢方]五苓散は、次のような症状を目標として使用すると、すぐれた効きめを発揮します。
◇のどが渇いて、水分をとっているわりに尿量が少ない
◇二日酔いで、はきけや嘔吐があり、頭痛やめまいがする
◇のどが渇いて、しきりに水を飲みたがるが、飲むとすぐ吐き、またのどが渇いてしまう
◇飲み過ぎや暑気あたり、寝冷えなどにより、水のような下痢(水様性下痢)をして、お腹が痛い
◇むくみがある
効能・効果
体力に関わらず使用でき、のどが渇いて尿量が少ないもので、めまい、はきけ、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症:水様性下痢、急性胃腸炎(しぶり腹(注)のものには使用しないこと)、暑気あたり、頭痛、むくみ、二日酔
(注)しぶり腹とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すもののことである。
成分・分量
[救心漢方]五苓散は、淡かっ色の散剤で、3包(1包2g)中、下記生薬の抽出乾燥エキス(五苓散料乾燥エキス)1,050mg及び粉末(五苓散末)2,250mgを含有します。
五苓散料乾燥エキス | 五苓散末 |
---|---|
タクシャ 3.0g | タクシャ 0.6g |
チョレイ 2.25g | チョレイ 0.45g |
ブクリョウ 2.25g | ブクリョウ 0.45g |
ソウジュツ 2.25g | ソウジュツ 0.45g |
ケイヒ 1.5g | ケイヒ 0.3g |
製造・販売元
救心製薬株式会社
東京都杉並区和田1-21-7
区分
第2類医薬品
用法・用量
食前または食間に水またはお湯で服用すること
年齢 | 1回量 | 服用回数 |
---|---|---|
大人(15才以上) | 1包 | 1日3回 |
7~14才 | 2/3包 | |
4~6才 | 1/2包 | |
2~3才 | 1/3包 | |
2才未満 | 1/4包 |
食間とは…食後2~3時間を指します。
(1)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させること
(2)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させること
使用上の注意
■してはいけないこと
[守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる]
次の人は服用しないこと
生後3ヵ月未満の乳児
■相談すること
1.次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦または妊娠していると思われる人
(3)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること。
関係部位 | 症状 |
---|---|
皮膚 | 発疹・発赤、かゆみ |
3.1ヵ月位(急性胃腸炎、二日酔に服用する場合には5~6回、水様性下痢、暑気あたりに服用する場合には5~6日間)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること。
保管及び取り扱い上の注意
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること
(2)小児の手の届かない所に保管すること
(3)他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる。)
(4)1包を分割した残りを服用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に服用すること
(5)使用期限を過ぎた製品は服用しないこと